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自分の言葉にしてみること

言葉にしてみたい衝動の行き先

「投票直前公約勉強会 間にあわせんと・マニフェスト」についての所感・情報共有 「投票質も上げんでいいんかい」の活動の自己分析② 

次は、標題のイベントについて。当イベントでは、『「なんとなく」じゃなくて「納得」投票』を合言葉にイベント内容を考えた。

「納得」して投票するには2つプロセスがある。1つは投票するという行為の「意義」について納得すること、もう一つがどの政党・候補者を選ぶかという「選択」について納得することである。

そこで、当イベントの1部では、投票をするという行為の意義に関連する以下の5つの問いについて考えた。

 

1.Youはどうして投票に?

2.投票日当日!政治のことはまだ分かってない、、どうする?投票に行くべき?

3.投票に行かなけば政治について発言しちゃいけないの?

4.投票率と投票質はどうして・どれほど大事?

5.それらを向上するためにはどうすればいいの?

 

これらの問いを考える中で、投票の意義に繋がる話が幾つか出てきた。

 

 

・先代がやっと思いで獲得した貴重な権利である。その権利を行使しないともったいない

・経済学的に考えて投票行為はコスパが悪い。政治のことについて考える時間と労力に見合う対価が得られない

・部活の方針を決めるときの会議に参加できるのに参加しなかった奴が、後から文句を言うのはルール違反

・なんとなくで投票するのは無責任。人道的に投票に行きたくない

・誰もが最初は未熟。「なんとなく」で投票に行くのは多めに見ても良い。時間が経てば、次第に質は上がる。そもそも、大人も未熟ではないか。

・自分のことで余裕ができないと社会のことについて考えられない。

シルバーデモクラシーの改善のために若年層は投票だけでも行くべし

・昔はお国のために・天皇陛下のために、という国家主義天皇主義的な雰囲気があった。それで、社会のことに興味・感心があって政治参画は今より盛んだった。

・投票質は投票率が上がってから上がるもの。だから、まずは投票に行くべし

・投票に行ったって、組織票には勝てない。効力があるのか。

・海外は、日本と比べて政治のことに興味があるのが当たり前の「雰囲気」がある。

 

etc...

 

とても沢山の意見が出た。

 これらの意見をまとめると投票とは

「自分らの現在・未来の住む環境を選択するボランティア」

 と言ってしまってよさそうだ。

 

投票とは、政治に携わることであり、政治に携わるということは、自分らの現在・未来の住む環境を選択する権利を与えられるということである。ここには異論はないだろう。

 「ボランティア」の所は、色々意見をいただけそうだ。説明すると、投票は1票の効力が小さいコスパの悪い行為であり、且つ、義務ではない行為なので「ボランティア」のようなものであると言えそうだ。だから、どんな環境に自分の身が置かれても、その環境内で不満なく生きていける人間は投票に行かなくても良いと思う。「せっかく住むならより良い所で住みたい」という意思を持ってる人間は、しっかり考えて、投票に行った方が良いと思う。しっかり考えることができなさそうであったら、白票だけを投じて、シルバーデモクラシーの改善を図るくらいはしても良いと思う。

 

次は第2部。「公約ディスカッション」

ここでは

①公約を読んで投票する際のモデル行動・思考計画作成

②若者に焦点を当てた公約の比較

を行った。

 

①公約を読んで投票する際のモデル行動・思考計画作成

投票を行う際に独断や偏見なく考えて投票をするためにはどうすれば良いかを考えた。これは「投票をしようと思って政治のことを勉強しようと思ってもどこから手をつけたら良いのか分からない。分からないから面倒になって政治のことは学ばない」という旨の友人の発言から思いついたことだ。中国の格言に「魚を与えるのではなく、魚の取り方を教える」というのがあるが、今回は「魚の取り方をみんなで考えよう」というものだ。どのように十分には議論はできなかったが、自分の考えも含めアイデアを共有する。

 

 

 

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まず、最初に行うのは、モチベーション上げである。モチベーションが上がらないと、何も手がつかないから第一にこれをやる。人それぞれ、動機付けされやすいものがあるだろうから、自分にあったモチベーションの上げ方を実践する。特に自分がオススメするのは「友達と政治のことを話すこと」。友人の経験談によると、これが一番効果があるようだ。

f:id:bb40112082:20160714132810j:plain次やるのが「今を知る」作業。特に三番目の緊急性の位置付けが難しい。「どこまでこの問題を放置しておけるのか」という風に考えると、考え易い。

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三番目に他政党との比較。今回は比例代表の場合のみに絞った。この場合分けはもっと改良できると思っている(是非、自分なりの場合分けを作ってみてほしい)

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これはマニフェストを比較する際の「思考」の順番である。上記のように考えることで漏れはあまりなく考えることができるのではなかろうか。

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これが最後。個人的にはこれを一番大切にして欲しい。投票とは断続的なものではなく連続的なものである。

 

しかし、これだけのことをやるのは理想だが流石に骨が折れる。そこで、1週間だけ政治の勉強をする人用のマニュアルも作った。

 

 

1週間しかない場合の選挙の仕方

 

1.与党のマニフェストをざっとみて論点の確認

2.自分の価値観で最重要論点を2つ絞る

3.その論点において賛成派と反対派の意見を参照する

4.3の際、わからない論理や語彙が出てきたら、その都度調べる

5.自分の意見をつくる

6.自分の意見と与党の考えを照らし合わせる

7.合わなければ自分の考えに最も近い政党のマニフェストを探す

9そこに投票をする

 

 

どうぞ、参考にしてみてください。

 

②若者に焦点を当てた公約の比較

ここでは①で考えたアイデアを実践し「慣れる」作業を行った。1つの項目あたり1分くらい意見交換を行って、次に進む、といった調子でほとんどの若者に関する今回準備したマニフェストを読破した。ここで使用した書類の内容を共有する。(読み飛ばしてもらって構いません)

 

マニフェストまとめ

(自由民主党民進党公明党日本共産党・おおさか維新の会・社会民主党生活の党と山本太郎となかまたち・日本のこころを大切にする会・新党改革)

テーマ

  • 大学授業料・奨学金
  • 被選挙権
  • 若者の政治参画
  • 同一賃金・同一労働
  • 最低賃金引き上げ

 

○:達成可能性60~100%

△:達成可能性0~60%

 

①大学授業料・奨学金

⚪︎高校生等奨学給付金の充実、大学生等への給付型奨学金制度の創設等、教育費の負担の軽減や原則無料の学習支援の充実に取り組み、教育の機会均等を実現します。 (自民)

  • 所得制限のない高校無償化制度をめざします。 (民主)
  • 大学など高等教育における授業料の減免や奨学金を拡充し、返済の必要のない「給付型奨学金」の創設をめざします。 (民主)

⚪︎大学生、高校生のための給付型奨学金制度を創設します。△また、無利子奨学金や返還免除制度など奨学金制度の拡充を図ります。(公明)

○授業料減免の支援を拡充する(公明)

○大学授業料を毎年引き下げ、10年間で半額にします。(共産)

○大学学費を国公立も私立も半分に引き下げます(共産)

○給付制奨学金を創設し、有利子奨学金は無利子にします(共産)

○高校就学支援金など高校生の学びを支える制度を拡充します(共産)

○機会平等社会実現のため。保育を含む幼児教育、及び、高等教育(高校、大学、大学院、職業訓練学校等)についても、法律の定めるところより、無償とする。(大阪維新)

△大学生等への有利子の貸与型奨学金の無利子化、返済不要の給付型奨学金の創設を各々目指します。(新党改革)

○高校授業料無償化制度を復活させ、外国人学校等にも差別なく適用します。(社民)

△高等教育(大学、大学院等)の学費無償化をめざします。(社民)

奨学金は無利子を原則とし、「所得連動返還型無利子奨学金制度」をより柔軟な制度に転換します。20年~25年継続して返還した者に対しては残債務の返還を免除するようにします。国の制度として返還義務のない給付型奨学金制度を創設します。

  • 返済不要奨学金の充実(日本の心)

ポイント:奨学金の適用範囲・無利子化or給付型奨学金or学費の引き下げ・各政策の適用範囲

 

②被選挙権

△被選挙権年齢の引き下げについて検討します。(自民)

△被選挙権年齢の引き下げをめざします。 (公明)

○被選挙権の年齢を速やかに引き下げます(共産)

○若者の政治参画をすすめるため、被選挙権を当面5歳引き下げることをめざします(衆議院議員・市町村長・自治体議員は20歳、参議院議員都道府県知事は25歳へ)。立候補休職制度の導入や供託金の引き下げを実現します。(社民)

○18歳から被選挙権付与。(大阪維新

ポイント:語尾

 

③若者の政治参画

△また、若い世代の政治参加の環境を整え、選挙における供託金のあり方や、インターネット活用の可能性等についても検討をすすめます。(自民)

  • 若者政策を担当する大臣 ・部局の設置 ・明確化、審議会等への若者の登用、「若者議会」の開催を推進します。 (公明)
  • 高校生の政治活動禁止・制限に反対し、主権者としての自由を守ります(共産)
  • 若者の政治参加をすすめる施策をおこないます(共産)
  • 若者に民主主義の担い手として市民権を行使してもらうための「シチズンシップ(主権者)教育」を充実するとともに、政治活動の自由を拡充します。(社民)
  • 国民投票による直接民主型政治への転換(日本を元気に)
  • 国民の集合知を生かす提案型政党の確立(日本を元気に)
  • 政策を国民が優先順位付けできる仕組みの構築(日本を元気に)
  • 年間300億円の財源を確保して、全部無利子にしましょう!(生活の党)
  • スマホ投票の導入。(大阪維新)

ポイント:有効性・重要性・緊急性

 

④同一賃金・同一労働

⚪︎同一労働同一賃金の実現により、非正規労働者の処遇を改善し、正規・非正規の格差を是正します。また、中小企業の取引条件を改善し、中小企業と大企業との賃金格差を是正します。(自民)

⚪︎「同一労働同一賃金推進法」を制定します。正規・非正規を問 わず、すべての労働者の均等・均衡処遇、能力開発の機会を確保します(民進)

  • 同一労働同一賃金を実現し、正社員の6割程度である非正規労働者の時間当たり賃金を、欧州並みの8割程度に引き上げることを目指します。その際、正社員の処遇を引き下げて対応しないよう取り組みます。具体的には、雇用形態に関わらず『合理的な理由』のない 不利益取り扱いを禁止する法整備を行うとともに、公正な賃金・処遇制度の確立を図るため、実効性あるガイドラインを早急に策定します。 (公明)

⚪︎非正規社員から正社員への流れをつくるとともに、同一(価値)労働同一賃金、均等待遇をすすめます(共産)

  • 非正規・有期雇用から正社員への転換を促進します。ILOが示す同一価値労働・同一賃金原則を導入し、均等待遇を徹底します。(社民)
  • 雇用の流動性と同一価値労働同一賃金を保障する制度の構築(日本を元気に)

○「同一労働・同一賃金法」を制定し、労働移動を阻害する年功序列型の職能給から、同一労働同一賃金を前提とする職能給へ転換する。

大阪維新

ポイント:非正規を正規にor非正規の賃金増

 

  • 最低賃金引き上げ
  • 労働生産性の向上を支援し、更なる賃上げにつなげるとともに、最低賃金について時給1000円(全国加重平均)を目指します。(自民)
  • 中小企業に対する支援を行いつつ、最低賃金を引上げていきます。 (民進)
  • 能力開発の機会が不足している非正規労働者について、能力開発の機会を充実させ、処遇改善や正社員 転換を図るとともに、全国加重平均 1000円をめざした最低賃金の引き上げを行うなど、所得向上に取り組みます(公明党)
  • 最低賃金1500円をめざし、いますぐどこでも1000円にします(共産)
  • 非正規と正規の賃金格差(同一労働・同一賃金)と長時間労働の是正に積極的に取り組んでゆきます。これにより「正規・非正規の格差」を是正し、最低賃金を1,000円に近づけます。(新党改革)
  • 今すぐ、日本全国一律、最低賃金時給1000円に引き上げます。△1500円以上を求めていきます。(社民)
  • 希望者全員が、正社員で働ける社会を目指します。国連の勧告通り、最低賃金を大幅upすべきです。(生活の党)

ポイント:全国加重平均か全国一律か

 

 

今回特に重要だと言いたいのが語尾についてだ。語尾の書き方でその政党のその政策への本気度がわかる。個人的には、時間がない時に公約を勉強する際は、もはや△はその政党の公約としてカウントしなくても良いと思っている。

 

以上が、「投票直前公約勉強会 間にあわせんと・マニフェスト」についての所感と情報共有だ。

 

次の投票の際に、ここで共有した情報が役立ってくれたら嬉しい。