怒り
西部さんの自裁死を手伝われた方、窪田さんが懲役二年の有罪判決が出されたようだ。
正直な話、怒りと悲しみを覚える。
西部さんの死への冒涜でありながら、窪田さんの良心を一切無視する判決だ。
ほんとになんて国なんだろうと失望する。
明らかにおかしい。価値観はそれぞれだといいながら、法律の価値観はそうにはいかない。
最もらしい価値観が反映されているのが法である。
にもかかわらず、それがあまりにもおかしい。
生命至上主義の愚かさがこの判決ににじみ出ている。
こんな法に守られたくない。というより、法に脅かされている。
健全な良心を持つ者ほど、法におびえながら生きなければならないなんて、あまりにもひどい話だ。
こういう法が改正されないのは、ぼくら国民が違和感を持っていないからだ。
つまり、法が腐っていると言うことは、僕ら国民が腐っていると言うことだ。
西部さんの自裁死を手伝ったのは、窪田さんよりむしろ、生命至上主義を信じるほとんどの国民である。