自分分析学

言葉にしてみたい衝動の行き先

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

さかしらの知恵

老子 下篇 三十八章 「上徳は徳とせず、ここを以って徳あり」 を引用する。 《書き下し文》 上徳(じょうとく)は徳とせず、ここを以(も)って徳あり。下徳(かとく)は徳を失わざらんとす、ここを以って徳なし。上徳は無為にして、而(しか)して以って為にする無…

平衡損失の歴史

西部邁さんの知性の構造から引用した。語彙の説明については便宜上省いている箇所がある。 実際、ここ数世紀の思想の流れを振り返ってみると、それは想像主義と事実主義の間のあいだの往復であったと言って過言ではない。啓蒙主義【1】から歴史主義【2】へ、…

うんちに学ぶ処世術

小学生が最も頻繁に口にする言葉は「うんち」だろう。 それだけ小学生は「うんち」について興味関心を持っているのである。 僕の好きな名言の一つにクレヨンしんちゃんの父、野原ひろしが「うんち」に関してこんなことを言っている。 「努力をすることという…

僕は君に恋している者ではないが、しかし、そうであるからこそ、君はぼくの願いを受け入れ、ぼくに身をまかせるべきだ。

野矢 茂樹さんの論理トレーニングに面白い話があったので紹介する。 僕は君に恋している者ではないが、しかし、そうであるからこそ、君はぼくの願いを受け入れ、ぼくに身をまかせるべきだ。というも、君は、君に恋している者に身をまかせるべきなのではなく…